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日本トレーサビリティ協会とは?

「トレーサビリティ」とは?

sampleトレーサビリティ(traceability)とは「trace(追跡)」と「ability(可能性、能力)」の二つの単語を合わせた言葉で、直訳すると「追跡可能性」、つまり食品の移動を把握する可能性や能力を意味します。 Codex委員会(※1)の定義では"生産、加工および流通の特定の一つまたは複数の段階を通じて、食品の移動を把握できること"としています。 移動の把握ができるとは、事業者にとって自分が作ったものがどこに行ったかが把握できること、また手元にあるものがどこから来たかがわかることを意味しています。 トレーサビリティを実施し食品の移動を把握できれば、食品事故が起きた場合でも問題発生箇所の絞り込みや的確な商品回収に役立ちます。

※1
FAO(国連食糧農業機関)とWHO(世界保健機構)によって合同で設立された国際政府間組織。

日本トレーサビリティ協会の設立

sample消費者が食品を選択する際、食の安全・安心・品質は重要な基準といえます。そして食品の関連業者が、食の安全・安心・品質を消費者へ提供する仕組みを構築することは、消費者の食品選択の幅を拡大するだけでなく、事故による消費減少のリスクを低減させるなどのメリットがあります。

この仕組みの実現に必要なのは、一つ目は生産・流通・小売り関係者間の相互の情報交換とその情報の公開と発信、二つ目は食品の生産・流通の管理に責任を持つことの二点が考えられ、そのため個々の食品情報を伝達するトレーサビリティの仕組みが必要になります。

情報交換が行われることで、生産・流通の合理化促進、また食品全体のコスト低減や競争力強化へと繋がっていきます。しかし食品の生産・流通・小売りの関係者は、それぞれの業界間で相互に情報交換があるものの、流通の一連の中では情報交換が不足しており、課題解決へ向かうことができませんでした。また生産・流通・小売りを通したトレーサビリティの仕組みの構築は、技術的・習慣的諸事情により実現が困難でした。

そこで「日本トレーサビリティ協会」は、食品に関わる課題解決に前向きな企業の関係者が集まり、課題解決に向け情報交換を行い、トレーサビリティ・システムの実現、また協議・運営する場として設立されたものであります。

活動の目的

  • 会員相互の食育データを含む情報交換
  • 食品を軸とした商品やそれらの流通に向けたトレーサビリティの推進
  • 食を中心とした、ユビキタス技術(※1)の安全・安心への実用化と普及
  • 消費者や会員外企業へトレーサビリティ・システムへの参画の呼びかけ
※1
ユビキタスIDセンターが定めた識別コード。モノや人、場所などひとつひとつに与えられる「世界にひとつだけの番号(固有のID)」。

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