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JTRAコラム

大学教授などトレーサビリティの知識豊富な方や、トレーサビリティを実践している食品関連事業の方などに現在の食品事情やトレーサビリティの展望をお話していただきます。〈月2回更新予定〉

第三回サッポロビール独自のトレーサビリティー

日本トレーサビリティ協会事務局(サッポロビール株式会社北海道本部 流通営業部)
阿部 茂部長代理
サッポロビール独自のトレーサビリティー ~ 協働契約栽培 ~

「食の安全」に対する姿勢がこれまで以上に問われる中で、私たちは「おいしさも、安心も、サッポロビールはすべて責任品質」をテーマに独自の活動に取り組んでいます。 良質なビールづくりの大前提となるのは、主原料となる麦芽やホップの品質です。私たちは1876(明治9)年の創業以来、安全でかつおいしいビールをつくるため、より良い原料を求め続けてきました。そして現在私たちは、世界中の畑へ出かけていき、麦芽の原料となる大麦とホップを、生産者と共に育てる「協働契約栽培」という取組みを行っています。
sap.jpg 「契約栽培」とは、「誰が」、「どこの畑で」、「どの ようにして」つくった原料なのか、それらを把握 すること。「協働」とは、サッポロビールと生産者 が、しっかりとコミュニケーションをとりながら、 互いに協力して高品質の原料をつくっていくこと を意味します。この取組みで私たちは主原料である 麦芽とホップの産地、生産者、品種、栽培履歴 (使用した肥料や農薬及びその使用時期、収穫時期) の全てを把握しています。
「協働契約栽培」の最前線に立つのは、サッポロ ビールの原料の専門家である「フィールドマン」た ち。彼らが、日本を含め世界各国の約2,100軒の生産者と種播き/耕作前・収穫前・収穫後に、生産者とミーティングを重ねています。
2006年1月、サッポロビールが原料として使用する全ての麦芽とホップが、「協働契約栽培」となりました。畑からこだわり、安全で、安心できるいい原料だけを使って、おいしい商品をつくっていく。これが世界でも類を見ない、サッポロビールならではのこだわり であり、原料生産段階から安全を求めていく 当社独自のトレーサビリティーシステムです。
こうしたサッポロビールの取組みに対して、世界各地で賞をいただいています。2008年5月には、ビールの本場ドイツで認められ、ドイツ連邦政府より「ドイツ連邦栄誉賞"金賞"」を頂くことができました。

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